Recruitment

これからのコグニビジョンを、つくろう。

Future Meeting

ほかのどこにも、
真似のできない未来を探して。

自動車が急激な進化を遂げる中、
これまでにも増して大きな期待を集めている
コグニビジョン。
その目指すべき未来のヒントを、
3人のキーマンが語ります。

松居 洋樹

デジタル推進部 課長2007年キャリア入社
商学部 商業学科 卒

新たな主力プロダクトの開発を推進するため、体制・チーム構築、プロダクト企画による全社ベクトルの統一化、開発プロジェクトに必要な各種マネジメントの実行、社内意識改革のための研修の企画・実施などを手がける。5人の子どものパパ。永年勤続賞の休暇と旅行券で、家族みんなで豪遊したのが最近の思い出。

須永 充彦

商品企画部 課長2004年キャリア入社
理工学部 電気工学科 卒

既存製品やサービスの運用・改善を通じて、ステークホルダーからのさらなる信頼獲得や安定性の確保、製品競争力・顧客満足度の向上に取り組む。他社にはない株主企業との関係性など、独自の環境を活かしたポジションの確立を模索。

石黒 浩太

データ開発部 特命担当課長2005年キャリア入社
農学部 畜産学科 卒

将来を見据えたデータ開発業務の抜本的改革に取り組む。データの提供速度向上によりシェアの拡大を果たし、データの拡充によってよりサービスを充実させ、既存顧客の満足度を上げていくことが目標。息抜きは、家族で過ごすリゾートでの休暇。

自動車とIT。
ふたつの進化から始まった、
第二創業期。

石黒:コグニビジョンの前身会社が設立されたのが1974年。主力商品である「コグニセブン」の基礎が確立されたのは、それから10年くらいかな。その基礎が非常によくできていたから、こまめなバージョンアップを繰り返しながらも、根本的な部分はずっと変わらないままだった。そこにいよいよメスを入れようという動きが社内のあちこちで進んでいますね。私はIT技術を積極的に採り入れることで、今よりもはるかに効率的なデータ開発手法を構築しようとしています。

松居:これからは、データの量や種類も飛躍的に増えていくことになりますよね。自動車の進化が進み、ハードウェアのかたまりからソフトウェアの怪物のような存在になり、修理費の見積りに必要なデータもますます多岐にわたっていく。私はそういった変化を見据えながら、次の主力商品となりうるシステムの開発にあたっています。また、メディアを賑わせているような最先端技術にも目を向け、課題解決に役立てていきたい。特に追求したいのがユーザビリティです。コグニセブンは、使いこなすまでに多少の熟練が必要なシステム。けれど後継者不足が深刻な今、経験がなくても使いやすいことが重要なポイントになってくるはず。「誰もが使える」が、後継商品のキーワードのひとつだと思います。

須永:私の仕事は2人とは少し違って、新商品ではなく、既存の商品やサービスの機能改善です。

松居:今届いているお客さまの声に、もっとも早く応える手段ですよね。

須永:そうですね。もちろん、新商品としての大きなジャンプアップは大切です。けれどお客さまは、当然のことですが「数年後ではなく、今改善してほしい」と思っている。寄せられるさまざまな改善要望の中からすぐに取り組むべきことを選び出し、スピーディに実現していく。そのことへの期待は、ますます高まっている気がします。

松居:自動車とIT、ふたつの進化が加速すると同時に、コグニビジョンへの要望もふくらんでいますよね。スピード感はもちろんですが、機能的、技術的な要望も増えてきている。

石黒:「AIで何かできないの」なんて、漠然とした要望をいただくこともありますね。実際に専門チームを組んで、AIを使って何ができるかの研究開発は始まっています。

松居:もはや「見積りシステムさえやってればいい」という雰囲気ではなくなった。コグニビジョンは2017年に社名を変更しましたが、その少し前あたりから社内の様子も変わってきた感覚です。組織変更があり、プロジェクトへの力の注ぎ方や進める速さも変わった。そう思えば、社名変更はまさに第二創業期の始まりを告げるものだったのかなと思います。

ほかにはない強さを守り抜く。それが、攻めの未来につながる。

石黒:個人的には、今進んでいるさまざまなプロジェクトのゴールは「足場固め」かなと思うんです。コグニビジョンは国内シェアNo.1。それは事実ですが、コンペティターだってまだまだ強い。いずれ手を広げるにせよ、まずは圧倒的な優位性を手に入れてからの話ではないか、と。

松居:世界を見渡せば、競合となりうる最先端企業はいくらでもあります。純粋に技術だけの勝負なら、敵わない相手もいるかもしれない。けれど、コグニビジョンが40年以上にわたって磨いてきた専門性や、ステークホルダーとの信頼関係は一朝一夕に生まれるものではない。

須永:競合企業はディーラーや修理工場にのみシステムを提供しているけれど、コグニセブンはあらゆる損保会社にも導入されています。それはそもそもコグニビジョンが、損保会社が戦略的に生み出した企業だから。損保会社や自動車メーカー、修理工場など、利害関係が衝突することもあるステークホルダーの中心に立ち、ある種の公益性を持ってビジネスを行う。この立ち位置は他にはない。

松居:かつてはバラバラだった日本の自動車修理費に、共通の考え方をもたらしたのがコグニビジョンですから。ただ、それはあくまでも過去の話。私たちが世の中に提供できる、次の考え方は何かを突き詰めていきたいですね。たとえば私たちは、日本国内の事故車に関するデータをかなりのイニシアチブを持って収集できる立場だと思うんです。そういった、私たちにしか手に入らないものをどう活用していくか。その視点がないまま、ただ技術だけを磨いても差別化はできません。誰も真似のできないコグニビジョンだけの強みに、きちんとこだわることが大切だと思いますね。

石黒:今まで強さを発揮してきた部分はしっかり守りたいですね。その上で次の手を打っていく。方向性としては多角化かグローバル化だと思いますが、私はグローバルに可能性を感じています。特に、中東やアジアは充分に狙っていけるマーケットではないでしょうか。もちろん、壁はあります。たとえば、日本と同じ車種でも中身が違うというローカライズの問題。そのあたりはきっちり対応していかなければ。グローバル展開を果たした暁には、現地の支店長をやってみたいですね。中東のアフターマーケットを牛耳ってみたい(笑)。

想いを原動力に、少しずつ社会を変えていく達成感を。

松居:コグニビジョンは「ああしろ」「こうしろ」と社員を縛りつけることがない会社ですよね。ざっくりと方向性だけを示したら、あとは本人を信じて任せる。

石黒:自分でプロジェクトを立てやすいというよさもあります。もちろん経験は必要だし、まわりをうなずかせるだけの企画をきちんと練ることも大切。けれど、そのハードルさえ越えたら思いきりできる。

松居:先行投資を惜しまない。ただ自己裁量が大きい分、本人がどこまで思考を深められるかが問われますね。客観性や論理性、効率性などをとことん突き詰めなければならない。

石黒:そういう時こそ、想いの強さがものを言うんでしょうね。人によって求められるスキルや経験はさまざまですが、共通して重視されるのは「こんなことを実現したい」という想い。そして、その想いを果たすために進んでいける力だと思います。

須永:そう、想いをいかに論理的に伝え、周囲を巻き込みながら進めていけるか。社内外のさまざまな人とつながりながらプロジェクトを進めていく上では、説明や説得のスキルも重要ですね。

石黒:社内の風通しはかなりいいと思います。社長がデスクまでぶらっとやってきて、自分のアイデアを打ち明けつつ意見を求める、というのも珍しいことではありません。しかもきちんと現場を熟知した上でのアイデアですから、ただの思いつきではない。社長からしてそういう方なので、面白いと思います。

松居:コグニビジョンはニッチな企業ですが、自分の仕事で世の中がちょっと変わる手応えがある。自分から言わなければ誰も気づかないかもしれませんが(笑)、達成感を噛みしめる場面はたくさんあります。これから入社する方にも、ぜひ味わっていただきたいですね。